説明
- サファイア:1.729ct
- ダイヤ:0.21ct
- 素材(ペンダント):プラチナ900
- 素材(チェーン):プラチナ850
- 寸法(ペンダント):縦18.8mm×横12.1mm×厚さ5.5mm
- 重さ:2.9g
※ 寸法・重さは弊社で測定した際の実寸値となります。
※ DGLの鑑別書付き
※ 0.8Pt ベネチアンを通して撮影しています。ご希望の場合はご連絡ください
普通のピンクサファイヤの色とはかなり違います。
加熱したマダカスカル産、モザンビーク産はもっとピンクが濃くハッキリした色です。
良く言えば、海外のオークション等で落札された大粒のピンクダイヤに似たような、ファンシーピンク系の色です。
今では、あれほどあったこの系統のサファイヤは、ほとんど出なくなってしまいました。
このサファイヤは1989年にスリランカのラトナプーラで路上のマーケットで手に入れたものです。
当時は加熱したサファイヤがタイ人によってもたらされ始めた頃でしたが、ラトナプーラのストリートマーケットではまず99パーセントが非加熱でした。
今では「ノーヒート」と言っていますが当時は「ナチュラル」と言ってました。
そしてこの色はパパラチャ(正確にはシンハリ語でパトパラージャ)とピンクサファイヤのボーダーの色なのです。
今では、殆ど見ることがなくなってしまったスリランカ産のパパラチャに近い非加熱のピンクサファイヤ。
加熱には絶対にない非加熱のナチュラルな色です。
在庫1個
※ 寸法・重さは弊社で測定した際の実寸値となります。
※ DGLの鑑別書付き
※ 0.8Pt ベネチアンを通して撮影しています。ご希望の場合はご連絡ください
分析報告書
サファイアはダイヤモンド、ルビー、エメラルドと共に四大宝石と呼ばれていますが、鉱物としてはルビーと同じ「コランダム」になります。コランダムのうち、赤いものをルビー、それ以外の色のものをサファイアと呼び分けているのです。
時に、サファイアは、産地によって異なった特徴を有する石です。全ての産地を列挙することはここでは行いませんが、主要な生産地であるカシミール、オーストラリア、ミャンマー、そしてスリランカについて宝石商としての私見を述べます。
サファイアの産地としてまず挙げられるのがインドとパキスタンの国境付近に広がる山岳地帯、カシミールです。同地は最高級サファイアの産地なのです。大規模な採掘がおこなわれたのは19世紀後半のわずか数年ばかりでしたが、若干白みがかった優し気な青はコーンフラワー(矢車草)ブルーと呼ばれ、現在ではごく少量が非常な高値で取引されています。採掘当初はあまりに大量に採れたため水晶と勘違いされ、ほとんど捨値で取引されていたというから皮肉と言う他ありません。
オーストラリアは世界最大級の鉱床を抱えるサファイアの一大生産地です。「質より量」の産地だというのが業界における認識であり、青にグレーやグリーンが混じって全体的に彩度が低くく、低品質のものが多いと言われています。市場で然るべき評価を受けられなかったため、オーストラリア産の最高品質のサファイアは別の産地のものと偽って販売されていたほどでした。しかしながら、加熱処理により色を鮮やかにする技術が発達した1970年代以降は、世界中に大量に販売されたサファイアの供給元として大きな役割を果たしたことは忘れてはいけません。
ミャンマーでは、最高品質である「ピジョンブラッド」のルビーを算出するモゴック地方から採掘されます。コランダムにクロムが混入したものがルビー、鉄・チタンが入ったものがサファイアとなるため、同じ鉱床からルビーとサファイアの両方が採掘されることはおかしなことではありません。しかし、モゴックではサファイアの割合が極端に少なく、ルビーの1/500しか採掘されません。ミャンマー産で、一定以上の透明度と深い青味を持ったものには「ロイヤルブルー」という名称がつけられ、高い評価を受けます。ロイヤルブルーはコーンフラワーを思わせるような柔らかな色合いを持ちつつも、透明度はコーンフラワーを上回るとさえ言われています。
最後に、スリランカについて触れます。スリランカ産サファイアの美しさの源は高い透明度とその紫がかった色合い、そしてビロードのような独特の味わいです。国際市場での評価も高く、1981年にはイギリスのチャールズ皇太子がダイアナ妃に12カラットの同国産サファイアを婚約指輪として贈っています。スリランカのサファイアはいくら言葉を尽くしてもその美しさが伝わり切らないと思いますので、弊社HP上で掲載している商品を見ていただければと思います。
一応断っておきますと、サファイアの品質が産地によってのみ決まるということはありません。同じ産地のものでも、品質はピンからキリまで存在します。また、加熱による人工処理もサファイアとは切っても切れない関係にあります。上記のカシミール、ミャンマー、スリランカから採れたサファイアには、非加熱のまま宝飾品としての美しさを顕在させられるものがありますが、それらは大変希少であり、特にインターネットでサファイアを購入する際は留意しなければならないポイントとなります。加熱そのものは認められている処理ですが、天然ものと(特に高温で)加熱処理したものでは見た目のニュアンスが異なり、また非加熱サファイアと加熱サファイアとでは価値に大きな開きがあるということです。
サファイアはSINDBADとひときわ縁の深い宝石です。今から40年以上前、現在の店主が世界を放浪中にスリランカで非加熱サファイアの美しさに魅入られたことがSINDBADの始まりだからです。以来、SINDBADではスリランカ産を中心に、店主自らが「美しい」と思えるサファイアだけを取扱ってきました。かつて店主が感じた、美しいサファイアと邂逅した時の喜びをより多くの人に知っていただきたいというのが、創業当時から変わらない当社の理念です。
販売:有限会社ゴーショーカンパニー
住所:福島県郡山市駅前1丁目9-19
℡ 024-923-1870
jewelry_sindbad@sindb.com
送料は全国一律540円です。ただし、沖縄、一部離島は3,240円となります。なお、1回のご注文の商品総額が10,000円以上の場合は送料無料となります。
商品には万全の注意を払っておりますが、配送中の破損、不良品、あるいはご注文と違う商品が届いた場合は、商品到着後5日以内のお申し出であれば、当店負担で交換、返品させていただきます。必ず、商品到着後5日間以内にお電話ください。
※お客様のご都合による返品や交換は一切お受けできませんので、ご了承ください。
クレジットカード、銀行振込、郵便振替、代引きがご利用頂けます。
※決済はstripeの決済サービスを採用しております。