ジュエリーの質と価格の関係
「より質の高いジュエリーをより安く手に入れようと考えた時、あなたならどうしますか?」
突然こんな質問をされたら、多くの人は困ってしまうのではないでしょうか。よほどオシャレな人でない限りは日常生活の中でなじみの薄い宝飾品ですから、周りの人たちに聞いたりインターネットで調べたりしてもよくわからないというのが実情でしょう。
当たり前の話ですが、質の高いジュエリーは価格も高くなります。一方で、仕入れから販売までの流通の仕組みは店や企業によってまちまちですから、商品の原価に差異が生じます。つまり、質の高いジュエリーでも、よりコストを抑えることで「他店と比べてリーズナブル」に提供することは不可能ではないのです。以下では宝石店の仕入れとコストの仕組みを見てみましょう。
ケース1:複数のブランド品を取扱う小売店
ブランドから商品を仕入れて販売する小売店は、消費者から見れば「複数のブランドを比較・検討することが出来る」ことがメリットになります。ジュエリーの製作には関わっておらず、お客様との窓口として販売機能のみを担っています。あくまで小売りなので、宝飾品と一緒に時計を販売していることもあります。
こういったお店は定期的にセールを開催することが多く、敷居が低く感じられるかもしれません。しかし、製作と販売が分断されていているため余計なマージンが発生し、どうしても高品質のジュエリーをリーズナブルに提供することは難しくなってしまいます。
ケース2:ブランドの直営店
ブランドの直営店は自社でデザインから製作、販売までを担っています。中間業者が入らないため、その点で言えばロスが少ないビジネスモデルだと言えます。しかしながら、ブランドは幅広い認知を得るために常に投資を行わなければなりません。
一流のデパートや一等地への出店、テレビや雑誌への広告出稿はブランドの宿命と言えますが、その費用は『ブランド料』というかたちで商品の価格に跳ね返ってきます。ハイブランドであればある程度の品質は保証されますが、その『安心料』は決して安くありません。
高品質と低価格を両立されるSINDBADの秘密
高品質なジュエリーをリーズナブルに提供しようとすれば①中間業者をなくすことと②ブランド料を抑えることが必要になります。SINDBADは商品ひとつひとつを自社でデザインからすることで、他社のブランドに頼っていません。
指輪の製造工程において、通常は外部企業任せになることが多いジュエリー制作も、企業努力によって原価の低減に努めています。
ワックス
指輪のもとになるゴム型
また、SINDBADは1975年にスリランカで創業して以来、 海外の宝石業者と幅広いネットワークを構築し、仕入れ原価の低減に努めてまいりました。ダイヤモンドひとつとっても、一般的な日本の卸業者からではなく、原石を研磨している海外の工場から、またカラーストーンは海外の宝石集積地を拠点に、より上流の工程を担っている研磨業者から直接買付けることで、コストを大きく抑えることができるのです。
海外にある宝石集積地
ルビー専門の宝石ブローカー